ハン・カクサイ様サンプルを焼く

12月のとある夕方。
登場と同時に作業場でいきなりポーズをとるハン様。

社長「ハン様、今日は撮影会でねぐてだすね、
   焼き物作って欲しいんだす…」
社長「そうそう、それに文字をサラサラっとね」
ハン様「ん?これが?
   こんたのに文字書いたって、おもしろくねーべ」
社長「いえいえ、そう言わずに。
   御礼も用意してたすよ」
ハン「御礼?
   ……
   ……
   んだが。
   ま、書いてやるがな」

社長「おお、さすがハン様。何やら大家の風格が…」

ハン様「んだべ、やっぱりな…
   な〜にやらせてもさまになるんだな、これが」

ハン様「って、こんなの20も30も書けってか?
   社長ちょっとおかしいんでねが
   まったくやってらんねで
   ……
   だいたいわしに勤勉さを求めるか?フツー。
   ありえねーだろー。な、社長」

ハン様「なに?今日は1本でいいと?
   それを早く言えってば。
   で、書いたのを窯に入れて焼く…と。」

社長「あ、釉薬をかけないと焼けねすよ。
   いきなり窯にいれればだめだすってば!!」

ハン様「そんた固いこと言わねぐてもいーねが。
   焼けると思えば焼けるもんだや、いやホント」

キ〜、バタン。スイッチポン!

ハン「ふふ〜ん。ほらな?
   ちゃっちゃと焼き上がったど」

社長「なに、その3分クッキング・・・」

ハン様「3分だろうが1分だろうができたもん勝ち!
   さぁ、御礼!
   御礼、御礼、御礼!!」

社長「あ、いやそれは・・・」

ハン様「な、なに〜!!!
   サンプル1本書いただけでは支払えないと〜!?
   むうう、社長!おべでれや〜!
   これですむと思うなよ!
   次に来るときには一気に30本
   書いて書いて書きまくってやるがらなぁ!!」

ハン様「は!なんだか言わねぐていいこと
   言ってしまった気が…」

社長「いやいや、そんなことないすよ。気のせいだす。
   まんずこの瓶コに酒コ入れて、
   沢山売れたら御礼もはずむすがら」

ハン様「んだが!
   よし、秋田県民はこぞって買うがいい!!!
   ん?ネットで売る?
   へば日本国民こぞって買うんだな!!!
   よ〜し!これでわしも無事に年が越せるぞ。
   ん?年を越してどうするって?
   決まってるべ。
   来年も秋田の明日をダメにしてけるのさ!
   ぬはははは〜!」
   


つづき
 
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